冬は腎!冬は黒で乗り切ろう!
寒さが強まり、もう12月に入りますね。
現在、San-CuBicでは薬膳講座が開催されています。
中医学の考え方で「冬」に関係する臓器が「腎」。
「腎」とは、生命活動に必要な“精”を蔵する臓器とされおり、“元氣・成長・老化・生殖”に関わる臓器で、冷えを嫌います。また、体内の水分の調節や、肺の働きを助けて呼吸を調節する働きがあります。腎に不調が起きると、婦人科系の疾患・冷え、難聴・骨密度や骨量の低下などが起こりやすくなります。
チェックしてみましょう
□ 生理痛がある
□ 生理不順
□ 生理前はイライラしたり甘いものが食べたくなる
□ むくむ
□ 冷え性・低体温
□ ものごとの選択に躊躇しがち
冬は特に陰の気が盛んになるため、寒邪を受けやすい季節です。血流が悪くなり、冷えが原因で腰痛や肩こり、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなります。また、尿トラブルや皮膚の乾燥も気になります。
ひとつでもチェックが入った方にはぜひ読んでいただきたいコラム。冬の季節にお勧めの黒の食材を紹介いたします。
冬には黒の食材を?
腎の働きを助ける食材は、黒色の食材といわれています。
黒の食材は腎に関する腎疾患の予防だけでなく、腰痛や冷え、むくみといった症状の改善にも効果を発揮します。黒豆、黒ゴマ、黒米やひじき、若布などの海藻類、きくらげ、黒酢などがあります。成長や老化に関わる腎の働きをよくするとアンチエイジングにも繋がるので、寒い冬には意識的に摂ることをおすすめします!
今回はその中でも黒豆についてご紹介したいと思います。
黒豆に宿るパワー
黒豆は大豆の一種で栄養素は大豆とほぼ変わりません。黒豆の皮の色は、アントシアニンという色素で私達の身体にいろいろな良い働きをしてくれます。
強い抗酸化作用を持つ
アントシアニンは抗酸化作用の強い成分です。食べ過ぎなどでドロドロになった血液を強い抗酸化作用で酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。黒豆に含まれるビタミンEにも抗酸化作用があるため、同様の効果が期待できます。血液循環もよくなり、冷え性やむくみの改善にも繋がります。
眼精疲労の回復や視力改善
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ていることが多い現在の私達の眼は、とても疲れています。眼のかすみ、視力低下などの眼精疲労にもアントシアニンは効果があります。
他にもいろいろな効果があります。東洋医学では、黒豆には「補腎作用」があるとされ、昔から薬膳にもよく使われる食材です。
栄養面でも大豆自体、「畑の肉」と呼ばれるように良質なたんぱく質であり、
アントシアニンのほかに、女性ホルモンに似た作用を持つイソフラボンや
コレステロールを低下させるレシチン、
疲労回復やスタミナ作りに役立つビタミンB1など多くの栄養素を含んでいる食材です。
カンタン黒豆茶を作ってみよう!
黒豆を食べるのもいいですが、黒豆本来の味を楽しめ、身体を中から温める黒豆茶をお勧めします。
手作り黒豆茶
①黒豆を20gほどフライパンで転がしながら乾煎りします。
②豆に火が通ると皮が破れてきて香ばしい香りがしたら火を止めます。
③炒った黒豆を急須に入れお湯を注ぎます。
④5分ほど置いてたら、黒豆の香ばしい香りの黒豆茶の出来上がりです。
でがらしの黒豆を、そのまま食べたり料理に活用したりまるっと使うことができます。
寒さの強い冬は、身体を外側から温めるだけでなく、中からも温めることを意識しましょう。冷たい飲み物や食べ物は避けて、常温~温かいものを飲食することをおすすめします。
San-CuBicでは、パーソナル管理栄養士が激選したこだわりの食材を取り扱っており、
黒色のお奨めの食材である黒米や黒千石大豆もご用意しております。毎日のご飯に少し入れるだけで、簡単に召し上がることが出来ます。また、パーソナル管理栄養士が一人一人の生活に合ったアドバイスを提供いたします。お気軽にお問い合わせ下さい。
岩手県産 黒米
200g 724円(税込)
1kg 3,240円(税込)
黒千石大豆
250g 2,160円(税込)
※1万円以上のご注文で送料無料です
※生麹やお味噌など掲載していないおススメの食材も取り扱いがございます。
担当管理栄養士 : Tomoyo