食べ過ぎ防止!満足感のある食事の工夫
あっという間に4月になり、春の陽気になりましたね。
社員食堂で働く私ですが、この前お客様からこんな言葉を聞きました。
「いつも定食を食べると満足するのだけれど、
たまに丼ぶりを食べると物足りなく思うんだよね」
そうなんです。
「定食」と「丼ぶり」、どちらを食べたかで、食後の満足度が異なるのです。
今回のコラムでは、「牛丼」と「牛皿定食」を例に比較してみます。
見た目からの満足感
牛丼屋に行ったら、「牛丼」と「牛皿定食」どちらを食べますか?
牛丼を食べるという人の方が多いかもしれません。
一般的に
*定食…主食・主菜・副菜(1~2品)・汁物・お新香
*丼ぶり…どんぶり・汁物・お新香
のように考えられています。
牛丼屋で副菜は別トッピングになりますが、
皿数を見てもご飯と具が一緒になった丼ぶりより、
牛皿定食の方はご飯・牛皿・味噌汁・お新香と皿数が多くなり、
見た目も量が多く見えます。
食べる時間の比較
実際に私が牛丼屋へ行って食べる時間を計ってみました。
*牛皿定食…15分
*牛丼…8分
人によって食べる時間は異なりますが、
牛丼は牛皿定食の約1/2の時間で食べ終わってしまいました。
牛丼はご飯と具を一緒に食べられるとともに、
つゆもかかってご飯が柔らかくなっているため、
あまり噛まずに流し込むように食べてしまいます。
あっという間に食べ終えてしまうので、物足りなさが残りました。
それに対して牛皿定食では、
ご飯と牛皿、味噌汁を順に食べる「三角食べ」もでき、
時間をかけて食べることができます。
このように、同じようなものを食べても、
見た目や食べる時間、噛む回数などの違いによって
食後の満足感が異なります。
とんかつ定食とかつ丼、親子丼と親子煮なども同様です。
満足感のある食事のポイント
- 丼ぶりより、定食を選択する。
- 野菜がメインの小鉢を一緒にオーダーして見た目の満足感アップ!
- 柔らかいハンバーグなどの加工肉より、歯ごたえのある1枚肉を選択する。
- 酢豚など素材が大きくカットされた、歯ごたえのある料理を選択する。
上記のように小さいことを気にすると、食事の満足感が上がり、
食後の間食などを減らすことができるでしょう。ぜひ、試してください!
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担当管理栄養士:Tomoyo
<参考文献>
浅野まみこ.「コンビニ食・外食」で健康になる方法.草思社.2013.2.20,