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夏バテしない麺類の食べ方

そろそろ夏本番ですね?暑い日も多くなってきました。


暑くなると、食欲が低下したり食べることが面倒くさくなる方、
アイスやのどごしの良いざるそばといった麺類を食べる回数が増えたという方、
いらっしゃいませんか?

 

tsukareta_business_man.pngのサムネイル画像毎年、夏~秋にかけて
○疲れやすい 
○体力が低下する 
○夏風邪などをひいてしまう

このような方は要注意です。

 

夏バテとは、外の暑さとクーラーの効いた室内の
温度差に順応できず、体温調節を担っている
自律神経のバランスが乱れることにより起こる、
食欲不振や胃腸の動きの低下、頭痛などを
引き起こす症状です。
 
 
夏場の食欲不振により、身体に必要な栄養素が不足して、
さらに夏バテが悪化し、
季節の変わり目である6月や9月にも
夏バテの症状が現れることもあります。

 

しかし、日々の食事の食べ方を“ほんの少し”意識すれば大丈夫です。
食欲がない時の『麺類を上手に取り入れるコツ』をお伝えします。

 

 

そばやそうめんなどの麺類は主食と呼ばれており、
私たちが動くためのガソリン(エネルギー源)である糖質が多く含まれています。

 

しかし、そのエネルギーを「使えるエネルギー」に変える時に必要な
ビタミンやミネラルをあまり含んでいないために、
身体の中でうまくエネルギーを生み出すことができません(代謝不良)。


特に、糖質の代謝を助ける働きがあるビタミンB1が不足することで、
食欲減退や疲労感を生じやすくなります。

 

また、体温を調整するための汗と一緒にカルシウムやマグネシウム、
カリウムなどのミネラルも外に排出されるため、
体内のミネラルバランスが崩れることにより倦怠感を感じる原因となるのです。


そのために、主食の麺類と一緒にビタミンやミネラルを補う工夫が必要となります。


夏バテを防ぐための麺類の食べ方


① ビタミンB1を積極的に摂る
ビタミンB1は豚肉やウナギ、カツオなどの動物性食品や豆類に豊富に含まれています。

にんにくやネギに含まれるアリシンを含むものと一緒に食べると
ビタミンB1の吸収力がよくなります。
また、動物性食品や豆類には血や筋肉になるたんぱく質も一緒に摂ることもできます。

Ex)茹でた豚肉を添えて冷しゃぶうどん 
  麺類+冷やっこや湯豆腐(生姜やシソの葉などの香味野菜をのせて)


② 旬の野菜や果物を取り入れる
夏が旬の野菜(トマト・枝豆・ピーマン・ナス)や果物は、
ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
特に夏の食物は、熱をとって身体を冷やす働きや、
活性酸素の除去作用があるフィトケミカル(ポリフェノールなど)が多く含まれています。
また、水分も多く含んでいるため、水分補給にもなります。
季節の食べ物は、その時期に必要な栄養をたっぷり含んでいるだけではなく、
お値段も安いのでおススメです。

Ex)野菜たっぷりの冷やし中華
   麺類+夏野菜炒め(単品)

モロヘイヤ.png

 

③ ネバネバ食材を取り入れて食欲アップ

夏野菜であるオクラやモロヘイヤ、山芋などの
ネバネバ成分「ムチン」は、
消化吸収を助ける働きがあります。
胃腸の疲れ、食欲不振のときには
意識して取り入れてみましょう。
 
Ex)納豆・おくら・モロヘイヤ・山芋を添えて
   ネバネバそば
 
 

麺類を食べる時の注意点は、「噛まずに飲み込みやすい」ということです。
よく噛むだけで胃や腸への負担を軽減するだけでなく、ストレスの軽減にもつながります。

 

この他の意識や工夫は、外食でも可能です。


同じものを食べていても“ほんの少し意識するだけ”で身体が変わります。
プラスするポジティブな気持ちで、暑さに負けない身体を作りましょう。

 

私たち管理栄養士が、おひとりおひとりのライフスタイルや
『目的とゴール』に向けたサポートも承っております。
ご興味のある方は、まずプチレッスンダイエット講座へご参加ください。

 

担当者 Tomoyo

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