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毒をためない!食事でデトックスライフ

毒素とは?デトックスで活躍する2つの臓器

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現代の私たちの生活環境では、知らず知らずのうちに体に毒素を蓄積しています。
毒素とは、食品添加物や残留農薬など食事を介して入るものや、ダイオキシン、ヘアカラー剤、合成洗剤のように、皮膚や呼吸から入るものなど、体に害のある様々な化学物質の事です。
 
本来体には有害物質を排泄する機能がありますが、排泄が追い付かなくなると細胞の働きを悪くし、代謝の低下へとつながります。吹き出物、肩こり、頭痛、寝ても疲れがとれない、食べていないのに太りやすい等々、健康診断でも特に異常はないのに体調がすぐれないという事はありませんか?もしかしたら、毒素が溜まっているサインかもしれません。あなたの体の毒素ため込み度チェックをしてみましょう。
 
□ 朝の目覚めが良くない、疲れやすくいつもだるい
□ デスクワークが多く、運動不足ぎみである 
□ ちょっとした距離の移動でも、乗り物を使ってしまう 
□ 入浴はシャワーだけで済ませる事が多い
□ 眠りが浅い、又は睡眠時間が短い
□ 食事は外食や加工食品が多く、時間が不規則
□ 野菜・果物・豆類をほとんど食べない
□ 喫煙をする、お酒をよく飲むほうだ
□ 毒素排泄のことは、ほとんど気にしてない
 
数が多いほど、要注意です。
出来るだけ、毒素を取り入れない工夫をする事が大切ですが、現代の社会ではそれを完全に取り除くのは困難なことです。そこで入ってしまった毒素を排泄する=デトックス習慣が、美容・健康づくりには欠かせません。
 
毒素を排出するルートは大きく4つに分かれます。
・便 75% 
・尿 20%  
・汗 3% 
・爪髪皮膚 2%
 
大部分は便と尿から排泄されるため解毒をする肝臓と、便を形成する腸の機能を良くする事がデトックスのポイントとなります。また、化学物質のほとんどは脂溶性のため、体内では脂肪に蓄積されるのが特徴です。脂肪燃焼を促して毒素を抜いていく事が必要です。
 

デトックス生活のポイント4つ

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1、食物繊維をしっかりとる
食物繊維は毒素の吸収を妨げる働きがあります。野菜に繊維が多いですが、生野菜ですとかさが多くなかなか量が取れません。煮物やおひたしにするとたっぷり補うことができます。
例)大豆、こんにゃく、海藻類、いも類、ごぼう、乾物、寒天 など
 
2、解毒力を高めるビタミン、ミネラルを
肝臓の機能を高めるには十分なビタミン・ミネラルが必要です。特にビタミンC、亜鉛、抗酸化物質は解毒や排泄には必須ですが不足しがちな栄養素です。また加工食品は製造の過程で添加物を使い栄養素が減っています。忙しい時には便利ですが、頼りすぎると必要な栄養素が不足して代謝の低下を引き起こします。できるだけ加工の少ない、旬の野菜や果物を積極的に取り入れていきましょう。
例)玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、ニンニク、ほうれん草、ブロッコリー、そば、牡蠣、あさり、イカ、豆腐、レバー、りんご、レモン、みかん など
 
3、発酵食品をとる
便を作る腸のサポートには、発酵食品がおすすめです。 腸内環境を良くして排便を促し、循環のよい体を作りましょう。
例)味噌・麹・納豆・ヨーグルト・ぬか漬け・甘酒(米麹のもの)など
 
4、体をあたためて脂肪を燃やす
脂肪にたまった毒素は、脂肪燃焼とともに排出されます。適度な運動をする、半身浴、岩盤浴、サウナなどを利用しましょう。汗をかくと、蒸発するときに体を温めようとして脂肪がつかわれ脂肪燃焼を助けます。また、生姜は体を温め発汗を促すため、これからの季節には積極的にとりたい食材です。
  

デトックスには和食がおすすめ

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大豆、生姜、煮物、味噌など、おすすめの食材には和食の材料が多く含まれる事に気づかれるかも知れません。和食はご飯+みそ汁を基本に、とてもバランスのとりやすい食事です。インターネットで検索すると様々なデトックス食材をすすめています。しかし単体の食品に偏った摂り方や、季節外れの食材の摂りすぎは体のバランスをくずしかねない危険な食べ方でもあります。栄養素はチームプレイで働く事を常に意識して、基本はバランス良く食べる事、その中でおすすめ食材をとりいれる事が大切です。
 
メニューに迷った時は是非和食を取り入れて、デトックス習慣を身に付けてみて下さいね。
 
担当管理栄養士 : 篠塚明日香
 
<参考文献>
・石原結實「カラダ毒抜き革命」青春出版社(2005)
・内海聡「その油をかえなさい」あさ出版(2015)
 
 
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