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食べ方の発達を知ろう!~お子さんのお食事で悩むパパママへ~

□ムラ食い
□好き嫌い
□噛めない
□水分を飲まない
□食が細い
 
お子さんのお食事でこのような悩みはありませんか?お子さんの食事の内容が偏っていると心配になりますね。我が家も3歳の息子がいるので、毎日奮闘しています。
 
子どもの食べ方の癖は、食事の形態がその子の発達段階にとって食べたり飲みづらい形態であったり、色々な食べ物に対する経験不足であったりすることがあります。0〜3歳頃までの食べ方が、その子の一生を大きく左右すると聞くと、ドキッとしますよね。そんな大袈裟な…と思うかもしれませんが、子どもの時に身についた食べ方は、大人になってからもそのままになることが多いと言われています。
 
うちの子大丈夫かな…
肩を落とさなくても大丈夫です!気付いた時が食べ方トレーニングの始め時です。今日は子どもの食べ方の発達についてお話します。
 
 

食べる機能の発達

 
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食べ方の発達はお口の機能の他、手の動きや脳の発達なども関係し、以下のように進んでいきます。
(▶各発達段階で起こりやすいトラブルを記載しています)
 
①哺乳
母乳やミルクを飲む。手を伸ばして物をつかむ。
 
▶起こりやすいトラブル
・ミルク嫌い(離乳食嫌い→少食)
・母子症(→母子の関係が不安定)
 
 
②介助食べ
食べさせてもらう。つかむ、親指と人さし指でつまむことが出来る。
 
▶起こりやすいトラブル
・離乳食嫌い、噛めない(→丸呑みする、ペチャペチャ音を立てて食べる)
・飲み込めない(→硬いものを嫌う)
 
 
③手づかみ食べ
1人で食べようとするが、道具がうまく使えないので手づかみする。片手でコップが持てる。
 
▶起こりやすいトラブル
・遊び食べ(→量が少ない)
・好き嫌い(→味覚が発達しない)
 
 
④ひとり食べ
スプーン、フォークを使って食事が1人で出来るようになる。コップ飲みが出来る。
 
▶起こりやすいトラブル
・食事に時間がかかる
・スプーンやフォークがうまく使えない(→マナーが身につかない、こぼす)
・コップ飲みが下手(→こぼす)
 
 
⑤共食
他の人と一緒に食事が楽しめるようになる。
 
▶起こりやすいトラブル
・箸が上手く使えない
・人と一緒に食事が出来ない
 
 
 

食事量や栄養素よりも食べ方をマスターしよう

 
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「食べること」は健全な心の発達にもつながる育児の基本になります。単に栄養素を取り込めばいいというものではありません。
 
食べることとは…?
①色々な食品をきちんと噛めるようになること
 ⇒飲みこみやすい安全な大きさにかみ砕いてごっくん出来ること
②色々な味を覚えること
 ⇒経験値したことのない見知らぬ食べ物や味は怖くて食べられない。子どもにとってはモンスター!
③スプーンや箸を使って自分1人で食べられるようになること
④人と一緒に楽しく食べられるようになること
 
親御さんが少ししか食べない、野菜を食べない…と食事量や栄養素だけにとらわれた考えを持っていると、かえって子どもが食欲を失くしたり、噛むトレーニングが疎かになったりしてしまいます。上手に食べることをマスターすると、身体の成長・発達を促したり、食事のトラブルが無くなるだけでなく、心や行動の発達に繋がります。育児の基本、根っこの部分になります。
 
 
 

子どもの食べ方の発達はトレーニングによって身についていく

 
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大人が普段何気なくしている「食べる」という行為は、子どもにとってとても高度なことなのです。お腹が空けば食べる、自然と上手に食べられるようになる訳ではありません。色々な味、食感、見た目、匂いを感じる…五感をフル活用させて、脳のあらゆる場所を使って色々な体験を通して少しずつ上手に食べられるようになっていきます
 
授乳期、もっと言えば、妊娠期から、離乳食、幼児食への進め方が不適切だと、食べ方に問題が出てきます。飲むこと、食べることは、トレーニングすることで身に付いていきます。その為には、授乳期→離乳期→幼児食と、子どもの生理的な発達に合った食事を用意する必要があります。正しい食べ方をして、トレーニングの成果をあげましょう。
 
 
今回は、子どもの発達に合わせた食べ方トレーニングの必要性をお話しました。
 
お子さんは食べ方のどこでつまずいているのかな、とよく観察していくと、食事のトラブルが解決するヒントになるかもしれません。親子2人きりの食事で観察する余裕がない時は、区役所などの栄養士に相談してみるのもいいですね。
 
次回は噛むトレーニングについてお話します。
 
担当管理栄養士:大竹友里恵
 
 
 
参考文献
・徳田克己,「気になる子の偏食」,株式会社チャイルド本社,(2014)
・二木武,「食事で子供を変える本」,世界文化社,(1994)
三城円ブログここまで

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